枚方市のＮ様邸、１Ｆ部改修工事です。
弊社チラシをご覧になられ、
リフォームのご相談を頂きました。

施工前の浴室の様子。
今では中々見ることのない木製浴槽が、
設置されていたのが印象的でした。
木製の浴槽は自然素材ゆえの風合いや、
肌触りの暖かみが大変魅力的ですが、
一度表層の劣化が始まると、
定期的なメンテナンスを行わないと、
カビの侵食や腐食が進みやすく、
近年の浴槽は殆どがFRP製となっています。

ユニットバスへの改装を検討しましたが、
浴室奥にクランク状の凹部があり、
妥当なサイズのUBを施工すると、
浴室が非常に狭くなってしまうことが判明。
今回は浴槽の交換と床の張替えを実施します。

床面タイルの施工を行っているところ。
タイルの施工はに「左官」と呼ばれる、水分を用いて工事を行う湿式工法を熟知した、専門の職人が行います。
近年の新築物件の殆どが、施工が容易な乾式工法で構成されているため、左官職の需要は減少傾向にありますが、
リフォームにおいては築年数の古い物件を扱うケースも多々あるため、非常に重要な職工です。

バス水栓の施工、及び追炊配管の新設工事を行っているところ。
水道設備を専門とする職人が手際よく工事を行います。

コーキングによる防水工事を終え、浴室改修工事完工です。
既存の浴槽と比べると、新しい浴槽は広く浅く設計されており、
手すりが新設されたことも含め、入浴がラクに行えるように配慮されたものになっています。

施工前のキッチンです。
Ｌ字タイプの大型キッチンでしたが、
老朽化が進行していたため、
やや小さめのキッチンへの交換を行います。

既存キッチンの撤去が完了したところ。
新しいキッチンに合わせ、
給排水の移設や下地の調整を行い、
本体の設置工事に備えます。

LIXIL Sunwave システムキッチン " シエラ " Ⅰ型2550mm、完成です。
オプションとしてADRシロッコファンレンジフード、及びビルトインの食器洗浄機を採用。
台所としての機能性を重視した仕様となっています。
スライド式の収納になっていますので、収納力も格段にアップしており、使いやすいキッチンになっています。

内装工事、施工前の様子です。
左官工事による塗り壁でした。
施工が簡便といった理由から、
近年は壁面の内装は殆どにクロス材が
採用されています。
しかしながら、施工に接着剤などを多用するので、
シックハウス症の原因になったりするケースもあり、
自然素材の採用を依頼される場合は、
左官職人の出番となります。

漆喰の上塗り施工を行っているところ。
施工単価はクロスに比べ上がってはしまいますが、
自然素材を使用しており、
調湿作用を持つといったメリットがあります。

左官工事、完成後の写真です。
真壁に白い漆喰が映えます。
こういった漆喰や寿楽など、
自然素材による壁面の工事は、
クロス材で代替されたことにより、
近年受注することは少なくなってきましたが、
和風の建築物の魅力を感じられる工法ですので
採用頂けると嬉しい工事でもあります。